よくある質問
Q1.家族葬と一般葬の違いは?
一般的には、家族や親戚だけで見送るお葬式を家族葬、友人やご近所の方、会社関係の方など多くの方と見送るお葬式を一般葬と呼んでいます。
家族葬のメリット、デメリット
メリット
- 値段が安い
- 自由がきく
- ゆっくり別れが出来る
- 気を使わない(近い親戚の場合のみ)
デメリット
- ほぼ葬儀代を自分たちで払う。
- 後日責められる
- 後日、自宅に線香を上げにくる
- 人が後をたたない
一般葬のメリット、デメリット
メリット
- お香典がある
- 沢山の人に見送って貰える
- 作業が一括に行える
- 葬儀屋が手伝ってくれる
デメリット
- 気を使う
- ゆっくりお別れが出来ない
- 後日、自宅に線香を上げにくる
- お金がかかる
家族葬での注意点
家族葬を決める前に、親族や周囲の人々の理解を得られるよう、しっかりと説明をする必要があります。
また、ご遺族は知らずとも、故人ととても深い仲の友人や知人がいることもあり得ます。
Q2.参列者はどうやって決めればいいの?
家族や親戚だけで見送る家族葬なのか、友人やご近所の方、会社関係の方などと見送る一般葬なのかを決めましょう。
そのうえで、一般葬の場合は、故人の年賀状や携帯電話のメモリーを参考にして、誰に葬儀の案内をするのか決めるとよいでしょう。
その他、喪主を務める方など身内の会社関係の方に案内をするかも決めましょう。
Q3.在宅での急変時、どこに連絡?
それまで診てもらっていたかかりつけ医か、訪問看護師にまず連絡してください。
いきなり救急車を呼んでしまうと、そこで初めて患者と関わる病院医師では死亡診断書が書けないために警察案件となってしまうこともあるので注意してください。
Q4.お布施とは?
葬儀、法要の際に、お寺へのご供養としてお布施を渡します。
お布施に明確な基準はなく、僧侶に尋ねても「お気持ちで」と言われる場合がほとんどです。
僧侶のお勤めには、枕経、通夜、葬儀、初七日法要など、いくつかの読経があります。
Q5.宗教者へ渡す料金の表書きは?
仏式の場合は、すべて「お布施」で問題ありません。
神式は、「御玉串料」などの呼称もありますが、「御礼」でも構いません。
キリスト教では、カトリックの場合、「御ミサ料」という呼称もありますが、「御礼」として問題ありません。
通常は、市販の香典袋に表書きをすればよいでしょう。金額が大きい場合は、奉書紙を用意します。なお、内袋に金額は書きません。
Q6.香典の表書きは各宗教で違うの?
表書きは「御霊前」とするのがもっとも一般的で、そのように印刷された不祝儀袋も多く見られます。しかし、宗派によっては使えないところもあるので注意が必要です。
仏式の場合、「御霊前」「御香典」などとしますが、浄土真宗では「御仏前」と書きます。
神式では、お香ではなく玉串を霊前に供えるので「御玉串料」とします。「御榊料」「御神前」と書くこともあります。
キリスト教では、花を供えるので「お花料」と書きます。
Q7.焼香の回数は?
焼香の作法は、宗派や地域により違いがあるので、寺院に確認されるとよいでしょう。
例えば、浄土真宗本願寺派では焼香の回数は1回、浄土真宗大谷派では2回というように、同じ浄土真宗でも東西の宗派で違いがあります。
なお、参列者が多い場合は、焼香をスムーズに進めるため、宗派を問わず焼香を1回だけに慣例化しているようです。
Q8.湯灌(ゆかん)とは?
「湯灌」とは故人の体を家族が集い洗い清める儀式のことを言います。
故人の生前の苦しみやけがれを洗い清めるとともに、故人にゆかりの深い人たちが故人の来世の高徳を願って執り行う大切なしきたりです。
湯灌の手順は地域により若干違うようですが、代表的な手順を紹介します。
まず喪主から順に、ご遺体に逆さ水をかけて清めます。
「逆さ水」とは、通常ならお湯に水を入れて温度調節するところを、水にお湯を注いで温度調節をすることです。また、逆さ水をかけるときの柄杓(ひしゃく)の持ち方は逆さ手(左手で柄杓の根元を持つこと)です。足元からお湯をかけ、柄杓に残さないようにすべて使用します。
それが終わると、湯灌専門の係員が、立ち会いの方全員を洗い清めます。
その後、ご遺体を布団に寝かせ、故人の背広・着物・洋服などに着せ替えてご納棺し、湯灌の儀は終了します。
Q9.年賀欠礼状(喪中状)を出すタイミングは?
喪中(一周忌までの期間)は、年賀状を出しません。その代わりに「年賀欠礼状」を出します。
「年賀欠礼状」は、12月の初めまでに出すようにしましょう。
Q10.遺影用写真はどのようなものを選んだら良いか?
なるべくピントがあっていること、正面を向いていること、その方の人柄が表れてる表情の写真
※絹目(表面がザラザラのもの)以外
Q11.納棺の際、どんなものを一緒に入れることができますか?
生前、故人が好きだった物や気に入っていた物をお入れすることが出来ます。但し、納棺の際に中に入れることができるのは、燃えるものに限られます。わからない場合は事前に入れたいものを相談するとよいでしょう。
Q12.葬儀費用の内訳には何がある?
葬儀費用の内訳は多くの項目に分かれます。
例えば、遺影写真やドライアイス、寝台車料金、礼状や看板などの費用のほかに、火葬代や式場使用料、霊柩車(れいきゅうしゃ)、マイクロバスなどの料金も別途かかります。
そのほか料理や返礼品など、さらに僧侶に渡すお布施や、後日発生する七七日(四十九日)のお布施や香典返しなども葬儀料金の項目に含めて考えておかなくてはなりません。
葬儀の見積もりを取った際には、費用の内訳をしっかり確認することをお勧めします。
Q13.見積りと請求書の金額がずいぶん違うのは?
まず、第一に覚えておくべきこととして、「葬儀一式」や「基本プラン(セット)」というのは葬儀に必要な総額ではありません。葬儀プランで「追加料金一切不要」などと書かれている場合でも、その金額で葬儀・葬式ができるケースは無いとは言いませんが、ほとんどありません。
葬儀社から出される見積書の中には、通夜振る舞いの飲食や返礼品など、会葬者(参列者)の人数によって決まる費用があります。
そのように変動する費用については、当日にならないと金額が確定しないことが多いため、見積書では仮の人数を入れて計算してあるか、葬儀社によってはまったく入っていないこともあります。
そのため、葬儀後に渡される請求書でそれらの費用が追加された場合に、見積書と比べて高くなるのです。
また、葬儀を行う斎場や火葬場で急きょ控え室を利用することになったりした場合には、見積 書に入っていないそれらの料金を葬儀社が一時的に立て替えて、後でまとめて請求されているといったケースも、中にはあります。
いい葬儀社であれば、事前に明細のはっきりした見積書を出し、上記のような事情も含め、この費用は変動する可能性があるとか、どこに何の費用が入っていないかなど詳しく説明してもらえます。
もちろん、セット料金の場合でも、その明細(個々の単価など)を明示してくれます。
気になる点があるときは、細かいことであっても葬儀社の担当者に詳しく確認しておくとよいでしょう。
その他、ご不明な点がありましたら、各会館へお気軽にご相談ください。